FXでの資金管理のコツとチェックポイント


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FXにおける資金管理のコツとチェックポイント

FXにおいて多くの人が「どのようなロジックでトレードをするのか」というのを考えます。

 

しかし、多くの稼いでいるFXトレーダーが最初に語るのが

FXにおける資金管理

の話です。

 

FX初心者の人は

資金管理なんて直接稼ぐのに関係ないから後回しでいいや

となっている人が多いのですが、それは非常に間違った考えです。

 

今回は「FXでの資金管理がなぜ重要か」を簡単に説明した後、資金管理の考え方やコツ、トレード時に間違いをおかさないためのチェック項目などを書いています。

なぜFXでの資金管理が重要なのか

FXでの資金管理はなぜ重要か

資金管理が重要というのはよく聞く言葉なので、「当たり前だ」と思う人も多いですが、当たり前すぎて逆に見落としてしまう観点です。

 

ただ資金管理に関しては大きく以下2点の観点から重要です。

 

  • 一回の大負けでの一発退場を防ぐため
  • トレード中のメンタルの安定を保つため

 

一回の大負けでの一発退場を防ぐため

今や投資家のバイブルとの呼び声が高い本の一つに

「マーケットの魔術師」

という本があります。

 

マーケットの魔術師

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ジャック·D シュワッガー, 横山 直树
3,018円(04/16 16:16時点)
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この本では、「長年に渡って稼ぎ続けてきた様々なトレーダーへのインタビュー」を一つの本にしています。

そして、そのインタビューの中で、自身の経験や、トレード時の心境、トレード時に大切にしていることなどが赤裸々に語られています。

 

この本を読んでわかることの一つが

伝説的なトレーダーの多くは記憶に残るような大負けを経験している

ということです。

 

ただ、稼ぎ続けるトレーダーは大負けの時に破滅はせず生き残る、またはもう一度復活して稼ぐようになっています。

 

逆に、消えていったトレーダーというのは

一回の大負けで立ち直れないくらいの負債を抱えて退場

というケースが非常に多いです。

 

また、投資家ジョージソロス氏の名言に

「まずは生き残れ 儲けるのはそれからだ」

という言葉があります。

 

ジョージ・ソロス

ジョージ・ソロス

ジョージ ソロス
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この名言を実行するためには資金管理の徹底が不可欠だと言えます。

トレード中のメンタルの安定を保つ

トレードをしていて、持っているポジションがマイナスになっていて、そのマイナスが非常に大きい時には、気持ちがすごくまいってしまいます。

 

逆にものすごく勝っている時でも

このプラスの儲けをなくしたくない

となって、ビビッてすぐに利益確定をしてしまうこともあります。

 

そんな状態ではロジック通りの手法でトレードすることが困難です。

 

正常な状態でトレードを行うために、自分の心が許容できる範囲での売買をすることが大事です。

(このあたりは資金管理というかメンタルの話とも関連します)

FXにおける資金管理の考え方

FXでの資金管理の考え方

FXでの資金管理においてもっともよく言われるのが

一回のトレードでの損失を口座資金の5%になるように損切りポイントを設定する

というものです。

 

これは、一回の損失が5%以内であった場合、

大体20回は負けても大丈夫な余裕がある

からです。

 

精神的な余裕の持ちようは人によって様々ですが、多くの人は1回の負けが5%くらいまでなら平静を保てる人が多いようです。

 

私もこのルールは徹底して行うようにしています。

(もちろん手法によっては損切りしないというやり方もあったりするので一概には言えませんが、私はこのルールが適用できる手法しか用いないことにしています。)

 

【注意点】

ただ、この5%ルールに関しては必要証拠金を加味するかどうかで若干変わってきます。

必要証拠金とは、1回のトレードをするためにFX口座に最低必要な金額のことです。

 

これを考慮しない場合は厳密には5%ルールを用いても、20回の負けには耐えられません。

 

なので、「20回負けられる余裕がある」ということで安心感を得たい人は、口座の金額から必要証拠金として必要となる金額を差し引いてから5%ルールの資金管理を実践する必要があります。

 

ただ、必要証拠金に関してはトレードする取引所、通貨量、通貨ペアによって変わってきたりするので、完全に考慮するのは面倒です。

 

私としては必要証拠金までは考慮せず、あくまで20回くらいは負けても余裕があるんだぞと自分に言い聞かせるためにこのルールを設定しています。

(補足)FXスキャルピングにおける資金管理

FXにおいて、1分足、5分足などの短期チャートを用いて超短時間の間で行う「スキャルピング」というトレードスタイルがあります。

 

スキャルピングにおける資金管理は特に重要です。

 

というのも、スキャルピングは短時間で、小さなpipsで儲けをだすために、大きなlot数で取引をすることが多くなります。

適当な資金管理で非常に大きなlotで取引をしていて、大きな損をだして即退場!となりやすいトレードです。

 

個人的にはスキャルピングの場合は口座資金の3%の損切りルールにして、より低リスクのトレードにするほうがよいと思います。

 

かつ、スキャルピングでは判断する時間が非常に短いので、資金管理をおろそかにしてしまいがちです。

スキャルピングをしている方こそ、後述する資金管理のコツをしっかり実践していただければと思います。

思わぬトラブルに備えての資金管理

上記の他にもFX取引では予想外のことで資金を失う可能性もあるので、

  • 取引所には、最悪失ってもよい余裕資金しか入れない
  • 取引所において強制ロスカットの制度がある or 追証の支払い義務が発生しない制度がある

ことを確認するのも重要です。

 

MEMO
追証とは、「追加証拠金」のことで、取引に必要な証拠金が足りないときにFX会社からお金を追加するよう求められることです。

 

本当にまれにですが、以下のようなことが発生することもあります。

  • 相場が急激な変化を見せて、逆指値注文を入れていたのに、注文が通らずに下落し続けて想定以上の損失をしてしまった
  • 海外のFX会社を使っていたがその会社が破産。出金申請しても反応なしでお金が返ってこない。

 

このようになった場合は、FXに預けていた資金が全て失われるということもあります。

 

さらには、まだ預けていた資金が失われるだけならよいですが、レバレッジをかけた取引をしていて、預けていた資金以上の損失が発生した場合にはFXで借金することになってしまったということも考えられます。

 

・FXに預けていた資金が全て失われる

これはFX取引所の口座に入金するお金を余裕資金にしておくことで最悪の事態になることを防ぎます。

 

・預けていた資金以上の損失が発生し、借金することになる

これは国内のFX取引所であれば強制ロスカットの仕組みでほぼ発生することはないようになっています。

また、海外のFX取引所では「追証なしゼロカットシステム」みたいな名前で、預けている資金以上の損失が発生しない制度を取り入れているFX会社があります。

 

上記のようなことが発生するのは本当にまれですが、長いトレード人生においてはいつか発生する可能性があります。

ただ、そのような事態でもしっかりとした資金管理のもとでトレードをしていればひどいことにはならないので資金管理は重要なのです。

資金管理のコツ

ポイント

FXでの資金管理は考え方的には簡単ですが、ふとした時に忘れていたり、面倒になって確認を省いてしまうことがありますので確認を忘れないようにする工夫が必要になります。

 

FXでの資金管理のコツというか、私は資金管理の時に以下のことをしています。

  • チェックリストを作って管理する
  • MT4のインジケーターを使ってわかりやすくしておく

 

以下で詳しく説明していきます。

チェックリストを作って管理する

私の場合、取引所を選ぶ際、取引所にお金を入金する際、トレードを行う際に以下のチェックリストを確認するようにしています。

 

【取引所を選ぶ時】

  • 取引所が追証が発生する可能性があるかないか確認(追証なしルールを採用していたりするか)
  • 追証が発生する可能性がある場合は、強制ロスカットの仕組みと証拠金判定ルールを確認(証拠金判定が随時判定で、証拠金100%で強制ロスカットとかならよい)
  • 選ぼうとしている取引所が過去に出金トラブルがなかったかどうか確認(直近で出金申請したのにお金が戻ってこないなどの口コミがあるとちょっと危ない)

 

【取引所にお金を入金する時】

  • 入金するお金は余裕資金であり、1年以上は使う予定がまったくないお金であるか
  • 出金申請をしてからどのくらいの日数で出金可能か明記されていることを確認(お金を出したいとなった時にすぐだせる取引所なのかを入金前に確認しておく)

 

【トレードの時】

  • エントリーする前段階で損切りルールが決まっているか確認
  • 一番最悪のケースで損切りすることになった場合のマイナス金額を確認
  • マイナス金額が口座入金額の5%以内におさまっているか確認

 

これらを確認しておくことで、資金管理に関しては大体大丈夫です。

MT4のインジケーターを使ってわかりやすくしておく

基本は上記のチェックリストを確認してトレードをしますが、毎回5%ルールの確認を行おうとすると面倒くさいので確認を省いてしまう事があります。

 

そこで、手間を省くためにインジケーターを導入することをおススメしています。

 

私は以下の「Lotinfo」というインジケーターを使っています。

参考 LotInfo.mq4ダウンロードFX MT4 インジケーター ダウンロード館

 

このインジケーターでは「損切りで損するpips数」「口座資金の何%損してよいか」という情報を入力すれば、トレードできるlot数がわかるというものです。

 

Lotinfoの設定方法

1.上記サイトにて「Lotinfo.mq4」をダウンロード。

2.mt4の画面にて、[ファイル]-[データフォルダを開く]を選択。

3.[MQL4]-[indicator]のフォルダを開き、フォルダ内に「Lotinfo.mq4」を設置。

 

4.一度mt4を閉じ、再度mt4を起動。

 

5.[挿入]-[インディケーター]-[カスタム]よりLotinfoを選択。

 

6.インディケーターの設定画面が出てくるが、最初はそのまま「OK」を選択。

 

Lotinfoの使い方

1.トレードする前段階で、損切りポイントを設定。もし損切りになった場合、何pipsの負けになるかを確認。

2.[チャート]-[表示中のインジケーター]を選択。「lotinfo」を選択して「編集」をクリック。

3.設定画面の「Accper」に口座資金の何%損してよいかという情報を、「Lotpips」に1で確認したpips数を入力。

今回は、口座資金の5%で、20pipsの損切りをする場合で設定。

 

そうすると、チャート左下にこの損切りルールで売買できるトレード量(Lot数)が表示されます。

 

 

初めは設定がよくわからず使いづらいかもしれませんが、わかると一回のトレードの資金管理が非常に簡単になって便利です。

まとめ

今回紹介した資金管理のコツは、私がおこなっている1例にすぎませんが、資金管理というものはすべてのトレーダーが意識するべき重要項目です。

 

資金管理の基本をしっかりと頭に入れたうえで、自身のトレードに合う資金管理方法を実施していただければと思います。

 

以上、「FXでの資金管理のコツとチェックポイント」に関してでした。

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