今回は秒速スキャルFXのロジック(手法)について実際に実践し、その内容を検証してみました。
使ってみて個人的に感じたのは、「裁量判断が多く、初心者には難しいかもしれない」ということでした。
しかしロジック(手法)自体は決して悪いものではなく、むしろ王道的な良いものであると感じています。
そのため初心者には難しいものの、FX中級者がさらなるスキルアップを目指すために使うというのであればおすすめです。
それではこれから秒速スキャルFXのロジック(手法)について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
記事内目次
秒速スキャルFXはどのような教材なのか?
秒速スキャルFXは、FX教材業界の大手クロスリテイリング社から発売されているFX教材です。
販売元 | クロスリテイリング株式会社 |
販売開始時期 | 2016/07/28 |
運営責任者 | 鈴木克佳 氏 |
販売価格 | 29,800円(税込 32,780円) |
※2019年12月時点の情報です。
ロジック開発者のFX-KATSUとは
開発者はFX-Katsu(鈴木克佳)氏で、FX商材では最も有名な「恋スキャFX」の生みの親であるFX-jin(山口孝志)氏の弟子にあたります。
そのため秒速スキャルFXのことを恋スキャFXの後継だと評価しているトレーダーもいたりします。
というのも、FX-KATSU氏が専業トレーダーとなったのは、「恋スキャFX」のロジックを習得して成功したからです。
で、恋スキャFXのロジックによって稼げるようになったFX-KATSU氏ですが、恋スキャFXに関しては確かによい手法だけど、習得するまでに非常に時間がかかることや、商材自体に分かりづらい点があった部分をどうにかして、もっと稼げるトレーダーを増やしたいと考えたそうです。
そこで、FX-KATSU氏自身がFXの商材を出すこととなったのが秒速スキャルFXだといわれています。
ちなみに私は秒速スキャルFXと恋スキャFXの両方を実践、検証しているのですが、確かに秒速スキャルFXは恋スキャFXをよりわかりやすくしたものであるという印象を受けました。
なので秒速スキャルFXが恋スキャFXの後継なのだと言われれば、確かにそうなのかもしれません。
実際、FX-Katsu(鈴木克佳)氏が作り上げたロジックは、師匠であるFX-jin(山口孝志)氏をも唸らせるほどのものだったといいます。
FX-Katsu(鈴木克佳)氏とFX-jin(山口孝志)氏はトレードバトルなんていうこともやっているので、興味があれば確認してみてください。
秒速スキャルFX販売ページから無料会員登録をすることで視聴することができます。
秒速スキャルFXは押し目買い、戻し売りのロジック(手法)を採用している
秒速スキャルFXは、「順張り1分足のスキャルピングで押し目買い、戻し売りを狙う王道的なロジック(手法)」を採用しています。
順張りということで、秒速スキャルFXでは4時間足のトレンド方向を確認して、1分足で同じ方向に仕掛けていく戦法が基本です。
ちなみに「押し目」とは上昇トレンドの途中で一時的に下降している状態のことで、逆に「戻し」とは下降トレンドの途中で一時的に上昇している状態のことをいいます。
つまり「押し目買い」、「戻し売り」とは、トレンド途中で一時的に逆行しているところからトレンド方向にエントリーすることを指しているわけですね。
大きなトレンド方向に沿って1分足で「押し目買い」、「戻し売り」を狙う、というのが秒速スキャルFXの基本戦略となります。
ちなみに推奨されている通貨ペアは以下の7通りです。
- USD/JPY(ドル円)
- EUR/JPY(ユーロ円)
- EUR/USD(ユーロドル)
- GBP/JPY(ポンド円)
- GBP/USD(ポンドドル)
- AUD/JPY(豪ドル円)
- AUD/USD(豪ドル米ドル)
この7つの通貨ペアで、トレードチャンスは1日平均70回ほどあります。
1分足のスキャルピングということで、トレードチャンスはかなり多めですね。
秒速スキャルFXでは2つのインジケーターを使用
秒速スキャルFXでは「押し目買い」、「戻し売り」の最適なポイントを探すため、2つのインジケーターを使用しています。
- RSI
- MACD
この2つのインジケーターを使って特定するのは、トレンド転換のタイミングです。
たとえば押し目が終わってトレンド方向に上昇するタイミングを見計らったり、逆に戻しが終わってトレンド方向に下降するタイミングを見計らったりすることで、優位性のあるエントリーポイントを見極めることができます。
そして秒速スキャルFXのロジックなら、そのトレンド転換のタイミングをいち早く察知し、エントリーすることができるのです。
またRSIとMACDは、お互いにの短所を補い合うことができる関係性を持っています。
たとえばRSIは、レンジ相場に強くトレンド相場に弱いというのが特徴です。
そして逆にMACDには、トレンド相場に強くレンジ相場に弱いという特徴があります。
そこで秒速スキャルFXではこの2つのインジケーターを組み合わせることで、双方の長所を活かし、トレンド相場でもレンジ相場でも優位性の高いエントリーポイントを見定めることを可能としているわけですね。
逆に一定の値幅を行ったり来たりしている相場環境は「レンジ」といいます。
ちなみにインジケーターの導入方法や使用方法については教材内で詳しく説明されているので、そちらを確認すれば問題なく導入、使用ができるはずです。
秒速スキャルFXの評判、口コミ
ここからは秒速スキャルFXの評判や口コミを、良いもの、悪いものに分けて紹介していきます。
実際、FX初心者の方は秒速スキャルFXを使ってみてどう感じているのか、ぜひ参考にしてみてください。
秒速スキャルFXの良い評判、口コミ
秒速スキャルFXの良い評判、口コミとしては、以下のようなものがありました。
以上が秒速スキャルFXの良い口コミです。
まとめると、以下のようなことが言えそうですね。
- 学ぶ環境がしっかりしており、講座やサポートも丁寧でわかりやすい
- マインド部分に関しても教えてもらえる
このように、とにかく学びやすい環境が良いという人が多かったです。
秒速スキャルFXは裁量が多めで身に付けるのに時間のかかるロジックなので、学びやすいというのは大きなメリットですね。
秒速スキャルFXの悪い評判、口コミ
秒速スキャルFXの悪い評判、口コミとしては、以下のようなものがありました。
以上が秒速スキャルFXの悪い評判、口コミです。
まとめると、以下のような意見が多かったですね。
- 理詰めのロジックなので言われているほど多くの個所でエントリーすることはできない
- 裁量判断が多く、初心者はまず勝てない
- 手法自体は悪くないが、誇大広告やバックエンドなど、売り方が悪い
このように、ロジックは悪くないけれど難しいという意見が多くありました。
やはりサインツールなどに比べると、難易度はそれなりに高いという評価のようです。
秒速スキャFXに対しての感想レビュー
秒速スキャルFXのロジックは、FX初心者にはおすすめしにくいものとなっています。
その理由は前述したとおり、要求される裁量判断が非常に多いからです。
たとえば以下のような場面では、インジケーターによる判断だけでなく、あなたの裁量による判断が必要です。
- インジケーター(RSI)の設定(相場環境に応じて3つのレベルを使い分ける必要がある)
- エントリーの判断(インジケーターだけでなく、相場の形も確認して判断しなければならない)
- 決済ポイントの判断(相場の形でトレードルールが変わるので、裁量で判断して使い分けなければならない)
- そのほか、勝率を上げる裁量判断のテクニックがある
こうして見てみると、ほとんどの場面であるていどの裁量判断が求められるということがわかりますね。
このように秒速スキャルFXのロジックは、裁量がメインとなる半システム半裁量の教材なのです。
秒速スキャルFXの購入を考えている場合は、指示通りのトレードをすれば勝てるサインツールとは違うのだ、ということを認識しておいてください。
そしてさらに考慮しないといけないのが、秒速スキャルFXのロジックは1分足でのスキャルピングであるということです。
1分足でのスキャルピングはかなり展開が早いため、多くの裁量判断をかなりの速度で反射的に行っていかなければいけないということになります。
これをFX初心者の方がやるというのは至難の業である言わざるを得ません。
1つ1つの判断は決して難しいものではないのですが、それでもトレードができるレベルにまで身に付けようと思えば、それなりの時間を要するのではないでしょうか。
少なくともFX初心者が購入してすぐに勝てるというものではない、ということは理解しておくべきですね。
ただそうは言っても秒速スキャルFXのロジックは決して悪いものではありませんし、裁量判断もそこまで難しいものではありません。
そのため秒速スキャルFXは、あるていどFXの知識を持っている中級者の方にならおすすめすることができます。
あなたがもしFX経験者で、「裁量判断がしっかりできるスキルが欲しい」と考えているのなら、秒速スキャルFXの購入を考えても良いのではないでしょうか。
秒速スキャルFXの総合評価
秒速スキャルFXの総合評価は
です。
裁量判断を求められる部分が多いので初心者向きとは言いづらいですが、ロジックはしっかりしているので、裁量の部分について商材を何度も見直して習得することができれば稼げるトレーダーになれるかと思います。
こんな人におすすめ
みっちり勉強して、裁量判断の部分をしっかり学びたい人
にはおススメです。
基本ロジックがしっかりしているので、そこに裁量判断を上手く取り入れれるようになれば、どんどんトレードのスキルを伸ばして利益を上げられる可能性を秘めています。
なので、学習量は多めですが、それに耐えてしっかり勉強と実践をつめば、良い成果がでてくるはずです。
まとめ
今回は秒速スキャルFXのロジック(手法)の内容について、実際に購入、実践してわかったことをお伝えしてきました。
検証した結果、私が言えるのは以下のようなことですね。
- 順張り1分足のスキャルピングで押し目買い、戻し売りを狙う王道的なロジック(手法)である
- 裁量判断がメインの半システム半裁量である
- 要求される裁量判断が多く、瞬間的な判断が求められるため、FX初心者には向いていない
- ロジック自体は悪くないので、スキルを向上させたいFX中級者以上にならおすすめすることができる
とにかく認識しておくべきなのは、瞬間的な裁量判断がかなりの頻度で必要になるということです。
逆にほとんど裁量判断を必要としないサインツールと混同して購入してしまうと、あまりの違いに困惑してしまうかもしれません。
とはいえロジック自体は悪くないですし、そこまで難しいものでもありませんでした。
FX初心者を脱し、1つ上のトレードスキルを身に付けたいという場合には、秒速スキャルFXの購入を検討しても良いのではないでしょうか。
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